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変色系男子の日常。

心の井戸をうつす歌

最近、ミスチルの「蒼」が好きで、よく聴いている。お世辞にも明るい歌とはいえない、いやありていにいえば、彼らの歌の中でもかなり暗い部類だ。しかし、この歌に含まれる強烈なメッセージ性や憂いのあるメロディに引き込まれずにはいられない。そして、不思議なほどの熱量の共感がこみあげてくる。

 

僕と同じような意見をインターネット上でもよく見かける。ブログだったり YouTube のコメント欄だったりで。事実、ミスチルは人々の共感を誘う歌をたくさん生み出し、数十年もの間、ファンの心をつかみ続けているが。なぜミスチルは人々の心の内を見透かしたような歌を生み出し、多くの共感を得るのだろうか。

 

世界には多種多様な人間が存在するが、人間である以上、根幹はさほど変わらないのだと思う。深層心理の底に巨大な井戸があって、それを世界中の人々で共有しているようなイメージだ。その井戸には水のかわりに人間の共通項とも呼べる何かがある。ミスチルは、その井戸の中身を照らし出す能力に長けているのだと思う。内省的な姿勢を持って、その中身をためつすがめつする。それも色々な視点から色々や方法で。歌ひとつひとつがその観測の結果だろう。

 

ミスチルの歌だけでなく、小説家が紡ぐ物語、いや人間の創作物のほとんどが似たようなものだと思う。彼らの創作物を通して、僕らは自分の深層心理の一端、ほんのごく一端を垣間見るのだ。