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✲゚。.ヾ(⌒(ノ'ω')ノ☆.。

変色系男子の日常。

チキンチリ

世の中にはさまざまなチキンがいる。形而上学的チキンと非形而上学的チキン。慎ましいチキンと軽率なチキン。そして、生きたチキンと死んだチキン。

 

今日出会ったのは、死んだチキンの中の調理されたチキンというサブカテゴリにある「チキンチリ」と呼ばれる存在。昼の華味鳥で出会った。穏やかに陽の沈みゆく北欧の夕暮れのように赤くきらめくソースをまとっている。そして、ソースのとろみがチキンの柔らかさを引き立てている。

 

チリと言葉には辛いイメージがあるが、辛みと呼べるものはほとんど沈みきっていた。むしろ、わずかな辛みの残滓が、チキンに備わった甘味を引き立てていた。甘いチキンの周りには、これまた甘くてジューシーな野菜が色とりどりに添えられていた。夕暮れの後に待っている賑やかな夜会の始まりがそう遠くないことを思わせる。華味鳥というレストランには、たくさんの明るいイメージや予兆を料理に乗せて提供してくれる、すばらしい場所だ。