2017-02-13 読者 読書は食事とよく似ている。まず、目で咀嚼し、そこにある知識や情景、暗示を読み取る。次に、胃と似ているが異なるしかるべき器官で消化する。そして、吸収に適したフォーマットに変換されたなんやかんやが、血流に乗って身体中に巡っていく。最終的には多くが脳に残留することになると思うが。不要になれば記憶の枠外に排出される。わずかな残りかすを残して。