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変色系男子の日常。

望まぬ蓄え

この冬、僕のお腹が着実に肥えている。厳しい寒さを理由に、いつもの日課である帰宅時のウォーキングをさぼっているせいだ。このだらしのないお腹は、行き場のない在庫を抱える暗い倉庫を連想させ、ときおり僕を悲しい気持ちにさせる。

今、いくつかの種類の動物は冬の長い眠りについている。生き残りを賭け、越冬のために蓄えた栄養を切り詰めて消費しながら。その一方で、この僕はどうだろう。何の危機感も抱かずに温かな場所でふんぞり返り、あまつさえ、ぶくぶくと肥え太っている。これを体たらくと呼ばずになんと呼べばいいのだろうか。

今はまだポケモンジュゴン のように、優しいふくよかさを備えたお腹だ。しかし、油断するとそれは、あっという間に トドゼルガ へと変貌してしまうだろう。その太さにもはや優しさと呼べるものはなく、残るのは悲しい暴力性だけだ。

しかし、僕はこりずに明日の昼も 華味鳥 へ向かうのだろう。週に 3 回以上はここに通っている。親切で気の利いた店員さんに案内され、柔らかで味わい深い鳥料理をバクバクと食らうのだ。ああ、人間の進歩の無さというのはなんとも度し難いものだ。

ちなみに、この文章は 乳酸菌ショコラ アーモンドチョコレート を食べながら書いた。しかも、歯磨きもデンタルフロスも終わった後で。なんということだ。