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変色系男子の日常。

香水

一日の中でささやかな喜びを感じる瞬間というのは確かに存在する。ランチのひと口目だったり、お風呂に浸かる瞬間だったり、温かい布団にくるまるときだったり。僕にとっては肌着を脱ぐときもそういう瞬間に含まれる。脱いだ瞬間にふわっといい香りが漂うからだ。通勤前につけた香水の残り香だ。男性、それなりの年になると「加齢臭」というキーワードが嫌でも気になってくるなかで、自分の抜け殻からいい香りがするというのはとても幸せなことだ。

僕は大学のときから香水を使っている。基本的には同じものしかつけない。はじめは ブルガリ プールオム でその次は サムライ ライト だ。こだわりが強いわけではないので、香りこそ気に入って買ったけど、どちらも家電量販店やディスカウントストアで安価で手に入るものだ。

去年か一昨年、友だちが香水がほしいということで複数人で阪急に見に行った。いかにもプロフェッショナルな店員さんがそれぞれに合いそうな香水を選んでいった。長年の経験と感によるあざやかなチョイスだった。そこである男友達が買った香水の香りがどうしても気になって、僕も後日同じものを買った。彼は阪急で定価で買ったが、けちくさいてせこい僕は Amazon で注文した。その香水が ヴェルサーチ ヴェルセンス だ。それからずっと愛用しているけど、香りが未だに大好きでたまらない。

よく考えると、香水って庶民でもブランドのよさを味わえる数少ない品物だと思う。もちろん値段もピンキリで、高級なものはとても手が届かないだろうけど。気が向いたら、また新しいものを探しに行きたい。今度はデパートでちゃんと定価で買うぞ。